資料集
■個人信用情報機関
個人信用情報とは
個人信用情報とは、その人の経済的信用を表し、貸金や買い物の契約内容、返済状況などに関する情報のことです。この情報は、金融会社やクレジット会社が、個人の借入金の返済能力や購入代金の支払い能力を判断する際の参考資料として利用されます。思想・信条・趣味などに関する情報は含みませんが、金融会社にとって都合よく、消費者にとって不利なシステムといえるでしょう。
しかし、個人がこのシステムを逆に利用すれば、個人の借り入れ状況をある程度把握することもできるので、借り入れ日や残債務などの情報を手に入れることができます。
■個人信用情報の内容
（照会記録）借入れ申込みをした消費者の「生年月日・カナ氏名」により、サラ金業者が個人信用情報機関へ照会を行った際に自動的に記録される情報です。（※借入れ契約に至らなくとも記録されます）
■登録される主な情報(1)
（生年月日、カナ氏名、照会日）
（貸付情報）消費者が借入れ契約を行うと、サラ金業者から個人信用情報機関へ報告され、登録される貸付に関する情報です。
■登録される主な情報(2)
（生年月日、氏名、自宅住所、自宅電話番号、勤務先、勤務先電話番号、貸付日、貸付の形態〈担保の有無等〉、貸付金額等）
（入金等情報）借入れ後に発生する入金・延滞・完済等について、サラ金業者から個人信用情報機関へ報告され、登録される変動情報です。
■登録される主な情報(3)
入金日、残高金額、延滞等情報（発生日等）、完済日等。
主な個人信用情報機関
（※個人情報の開示には、身分証明書（運転免許証、保険証など）と印鑑が必要です）
（※C.I.CとCCBの開示請求には、500円が必要です）
これらの情報機関に行って自分自身の情報開示請求をすると、係員が親切丁寧に応対してくれます。
各情報機関は、それぞれ情報登録の契約をしている金融会社が異なるので、何社にもわたり借入れをしている場合は、上記４社とも行った方が良いでしょう。
情報の中身は、金融会社が毎月更新を行っています。そのため、現在の借入れ残高や支払い状況、遅延状況、貸付け日、完済日などが詳細に記載されています。それぞれの情報は、５年を過ぎると抹消されます。